福岡県議会 2020-09-09 令和2年9月定例会(第9日) 本文
社会疫学の権威である千葉大学の近藤克則教授は、コロナ禍における健康、福祉の観点から、社会疫学では、人と人との交流や社会参加、助け合いの規範の度合いをソーシャルキャピタル(社会関係資本)と定義しております。人と人とのつながりや、結束を社会的資源とする考えであります。
社会疫学の権威である千葉大学の近藤克則教授は、コロナ禍における健康、福祉の観点から、社会疫学では、人と人との交流や社会参加、助け合いの規範の度合いをソーシャルキャピタル(社会関係資本)と定義しております。人と人とのつながりや、結束を社会的資源とする考えであります。
私たちは、千葉大学の近藤克則教授を訪ねました。近藤教授は、独特のアンケート調査をもとに地域の診断書をつくり、自治体に提供しています。この手法は日本老年学的評価研究機構が実施をしています。近藤教授は、中学校程度の広さで地域を分析すると、意外にも隣の校区のほうが元気だとか、病人が多いなどの地域を見える化することができます。見える化したものを、現場がよくわかる人が見ると気づきが生まれる。
これは、私、きのう目を通しながら、先般、千葉大学の近藤克則教授のもとへ、足立区に視察に行って、これを思い起こしたわけですけれども、お願いですが、これを国民健康保険が県に移管される状況になった折に、今後分析が十分可能になってくるかと思います。
私どもの近藤克則教授がこういう調査をいたしました。リスク、危険因子ですが、介護状態になりやすい因子ですね。五つ挙げてあります。抑うつ状態とか、閉じこもりとか、転倒とか、口くう、歯や口の中の状態とか、低栄養とか、こういう状態の人は、多分要介護状態になりやすいだろうという、そういう危険を含んだ因子であります。これをリスクと言いまして、5項目を調べてみたのですね。